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感染性胃腸炎について

2026/2/20(金)

感染性胃腸炎について


1 感染性胃腸炎とは

 感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスなどの病原体による感染症です。ウイルス感染による胃腸炎が多く、毎年秋から冬にかけて流行します。

2 原因と感染経路

 原因となる病原体には、ノロウイルス(Norovirus)、ロタウイルス(Rotavirus)などのウイルスのほか、細菌や寄生虫もあります。感染経路は、病原体が付着した手で口に触れることによる感染(接触感染)、汚染された食品を食べることによる感染(経口感染)があります。

3 症状

 病原体により異なりますが、潜伏期間は1~3日程度です。ノロウイルスによる胃腸炎では、主な症状は吐き気、おう吐、下痢、発熱、腹痛であり、小児ではおう吐、成人では下痢が多いです。有症期間は平均2448時間です。ロタウイルスによる胃腸炎では、おう吐、下痢、発熱がみられ、乳児ではけいれんを起こすこともあります。有症期間は平均56日です。感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。 

4 治療

 特別な治療法は無く、症状に応じた対症療法が行われます。乳幼児や高齢者では下痢等による脱水症状を生じることがありますので早めに医療機関を受診することが大切です。特に高齢者は、誤嚥(おう吐物が気管に入る)により肺炎を起こすことがあるため、体調の変化に注意しましょう。おう吐の症状がおさまったら少しずつ水分を補給し、安静に努め、回復期には消化しやすい食事をとるよう心がけましょう。

5 予防のポイント

 トイレの後や、調理・食事の前には、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。タオルは共用とせず、個人用タオルやペーパータオルを使用します。

 便やおう吐物を処理する時は、使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、塩素系消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒処理します。処理後は石けんと流水で十分に手を洗いましょう。カキなどの二枚貝を調理するときは、中心部まで十分に加熱しましょう。

 

【次亜塩素酸ナトリウムの薄め方】(原液濃度6%の場合)

濃度

希釈方法

0.02%

3リットルの水に製品10mL

0.10%

3リットルの水に製品50mL

         0.02%・・・環境消毒*に使用

      0.1・・・おう吐物・ふん便が付着した場合の処理に使用

 * 家庭や施設において、発生時にトイレのドアノブや手すりなど、多くの人が      触れる場所の消毒に使用

(注)次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させるため、金属部分に使用した場合は    10分程度たったら水拭きしてください。また、塩素ガスが発生することがあるの      で、使用時は十分に換気をしてください。

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